背 景
前作で『夢幻の心臓』を手に入た主人公(デフォルト無し)は無事、夢幻界から復活する事が出来た感 想
しかし、主人公の見た光景は、自分の生まれ育った世界の風景では無かった
鬱蒼とした森の中で一人、夢幻界で手に入れていた豪華な剣や鎧は身に付けていない
…単に自分が戦死した場所と違う所に出てきたのだと思っていたが、森の中には夢幻界に居た様な怪物達が蠢いている
また、空を見れば「ドラゴン」と形容しなければ説明の付かない生物まで飛んでいる
自らの心臓は確かに動いているが、此処は自分の生まれた世界では無い
主人公はこの世界は何なのか、また、自分の世界に返るにはどうすれば善いのかを求めて、新たな冒険に出る
前作『夢幻の心臓』の続編に当たる第二段です
前回のシステムを基本的には引き継いだ形なのですが、レベルアップシステムが採用され、戦っていれば勝手に強くなる形に変更された事、自分が演じるのは主人公一人ですが、同じ志を持った(と、云っても自分の世界に返りたいのでは無く、「暗黒の王子」なる存在を倒すと云う志)同志や雇われ戦士達を仲間に入れて最大5人のパーティプレイに代わった事、また、ビジュアル的にもモンスターの位置が見えたり、木等で影になってる部分が黒く塗りつぶされていて見えなくなっていたりと変更点も多いです
ゲームの目的としては「自分の世界に帰る」ですが、その為には別世界の入り口を使って三つの世界(人間の世界、エルフの世界、魔物の世界)を行き来して「暗黒の王子」を倒す事が必要になる事等、物語にある程度のストーリー性も出て、多少自由度が減った事は否めませんが、まだパーティ構成等で自由度はある程度残っています
このゲームは完全にマシン語データ(当時の情報では、これしか書かれてませんでした)で作られているらしく、実行速度は格段に上がり、プレイ中の待たされると云う鬱陶しさは無くなっています
今は既に無くなってしまったソフトハウス(確かT&Eソフトに吸収されたと聞きましたが)ですが、このXTALSOFTは良い仕事をしてるメーカでした