恋ようび（アクトレス）について

背　　景：

　主人公の元に長年外国に行っていた幼なじみの吉岡真穂がやって来る

　しかし、元来忘れっぽい主人公は真穂の事をすっかり忘れていた

　主人公が真穂の事を覚えているかどうかを賭けていた真穂の姉、美千流の一言で真穂は弟：柊真生の名を使って男子として主人公の学校に編入、寮も同じ部屋にして主人公に近付く

　そして、主人公の通う空手道場に主人公の理想の女として登場し、惚れさせた挙げ句手酷く振ってやろうと復讐を企てる…

感　　想：

　友人のサイトを巡っていたら、このゲームの紹介が好意的にされており、調べてみるとこのヒロインの弟（当然男）も攻略可能との事で、洒落を利かす積もりで購入しました

　で、早速プレイしてみましたが、取り敢えずシナリヲが練られてません

　正しくは幾つか幹線としてのシナリヲがマルチで存在し、そのどれもが主筋を進めば物語りも完了し、何の違和感も在りませんが、一度脇筋に進んでしまうと今までの伏線をどっか捨てて来て仕舞う様で全然話にならなくなるんです

　私が思った幹線は４本ですが、ＥＤは１１個ほどで、脇筋で一応物語が完結しているのは２本、つまりＥＤ６つは一応物語が完結してますが、残りの５つのＥＤはそこまで進めた物語を完全に無視して突き進んで無理矢理女心をＧＥＴしてＨしてお終い…的な駄作シナリヲとしか評価できないものでした

（全１１ＥＤのうち、５ＥＤが駄作って何？）

　完結したシナリヲは適度に良くまとまっているだけに、この駄作シナリヲが凄く目を引きます

　これが無ければ評価Ａ（お勧め）には成って居たかも知れませんが、ＥＤの半分近くが駄作な為、落第点評価です

　また、私は最後に攻略しましたが、メイドさんシナリヲが２つ入っており（これは一応幹線の１つとしました）、これについては他の幹線が全てラブコメムードなのに対し、一つだけダーク系の仕上がりになっており、作品の雰囲気をぶち壊しています

　全体的に見て私的には他者にお勧めするソフトでは在りません

　一つ特記すべき点は幹線の１つで登場する主人公のバイト先ですが、このバイト先のウェイトレスさんの制服はチェーン店「馬車道」の制服に酷似している…と云う事を申し添えます

登場人物

　吉岡　真穂：

　主人公の幼なじみ（しかし忘れられていた）この物語の発端。幹線１のヒロイン

　柊　真生：

　真穂の弟。名前は使われるわ姉の勝手で身代わりさせられるわ、体が弱いと云う事だが、それ以上に不幸。攻略可能

　柊　美千流：

　真穂・真生の姉。アメリカで演劇の世界で成功したらしい…が、何処にでも出没し、やたら顔が広い。この人の友好関係がゲーム中一番の謎

　穴山　勇美：

　友人穴山修二の妹（年子で同学年）。演劇部の部長、幹線２のヒロイン

　風霧　綾乃：

　学校の保険医で、演劇部顧問。理事長の娘らしい

　莢草　七香：

　学校の後輩で、バイト先でも後輩。良い所のお嬢さんらしい。幹線３のヒロイン

　武藤　弥生：

　七香にいつも付いている後輩

　莢草　佳織：

　七香の歳の近い叔母で、主人公の元彼女

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