1998（皇紀2658年）/10/26

　こちらとも相互リンクの状態にある友人のページ「崩壊道ダメ人間へびぃ」の300カウントを踏んだお祝いにＳＳ（ショートーリィ・サイドストーリィ等色々云い方は在るが、要は二次創作である）を寄贈する事にした
　（まだ、全然構想も立って無いので、完成は何時になるか全くの不明の上、今当ページの二次創作の様な完全連載形にする積もりも無いので、どんなのが出来るか不明であるが）
　ＳＳ書きを中断してから既に２年半くらい（昔、最初の職場から移動する際に止まったので、2656年３月で中断した）経っているので、今更どんなモノが書けるか些か不安だが、これからはまたＳＳ書きとして復活する積もりなので、良い機会だと思っている
　さて、このＳＳと云うシロモノだが、最近になって色々と考える事が在る
　以前の事だが、知人である現職推理作家の方にＳＳについてメールを送った事が在る
　本業作家の氏としては、自分の中に存在するキャラクタが他の冒険をする事、或いは既に温めてある冒険を他の人間が違う風に表現する事等は余り快く思っていない旨の意見を持っているとの事で、氏のHomepageの日記にもその旨の記載があった
　それに対し、現在中断中とはいえＳＳ作家であり、読むだけならＳＳを楽しみ続けている私としては、ＳＳとしての楽しみはその対象となるキャラクタへの愛情であり、別に元の作品と混同して読んだりする事は無い旨意見したのだが、氏からの反応は「創作する上での一番楽しい部分を省略して面白いのだろうか？」と云う疑問が返ってきた
　確かに、創作をする上で、自分の世界を冒険する代弁者（と、云うのだろうか）を創造する事をせずに他からの引用で済ませてしまう事は氏の創作者としての理解の範疇には無い事なのかもしれない
　それは、私自身ＴＲＰＧ（テーブルトークロールプレイングゲーム詳しくは当ページにその為のページも在るのでそこを参照して欲しい）をプレイしている身として判らない話では無い
　誰しも、想像の中で冒険する自分の代理（先ほどは代弁者と表現したが、ＴＲＰＧの場合は代理と表現した方が適当だろう）を人からの完成品で間に合わせるのは、その冒険を進めていく上での障害にこそなれ利益にはならないだろう
　何故ならそれは他者の想像の産物であり、自分の想像でどう動けば良いのか不明になる事ばかりだからである
　しかし、ＳＳ作家としての私はそうは考えない
　何故ならＳＳ作家は書こうとしているキャラクタは与えられたのでは無く、選んだのだと云えるからだ
　無数に在る作品の中の、また無数に在るキャラクタにスポットを当てて文章を作る
　私の場合に限った話になるが、そのキャラクタに云わせてみたい台詞・やらせてみたい行動の為に舞台を想像する
　そしてその話に無理が無いか確認してそのキャラクタ達に活躍してもらう
　活躍中のキャラクタ達の行動を見るうち、次第に作者である私の意志が動かされ、上記の云わせたい台詞・やらせたい行動に変化が起きる事も在るが、基本的に自分の中のこのキャラクタならばこう動くと思うと想像しながら創作する（これを良く創作者が云う「キャラが意志を持ち始める」と云う事なのだろう少なくとも、私に取ってはそうなる）
　既存のキャラクタで動かすが故に、他の読者や原作者の観点で読めば「イメージに合わない」とか「こんなのはこのキャラクタの反応ではない」とか色々と意見が出ると思うが、それは当然の事であろう
　私は私自身がそのキャラクタを愛する事を選び、その表現手段として別の設定におけるキャラクタ達の冒険を想像した
　結局はそれしかしていないのだから
　つまり、他の読者や原作者に対し「このキャラクタはこの場合、どう動きますか？」と意見を伺った訳でもなければ統計を取って書いた訳でもない
　私のＳＳで活躍しているキャラクタは誰から与えられたものでもない、私が愛したキャラクタなのだから
　当然、原作者にはその愛すべきキャラクタを生んでくれた事に対する尊敬と謝辞は惜しまないがそれ以上はする積もりはない
　何故なら、そのＳＳについての作者は私であり、原作者と云えどもＳＳ作家の私に対しては読者の一人でしかないのだから
　冒頭で記した作家の言葉の中に「小説は書いた以上、どんな感想を持つかは読者の権利であり、どんな感想であっても作家はそれを受けるべきである」旨の話が在ったと記憶している
　それは共感できる考えだし、ＳＳ作家も同じだと思う
　ＳＳを書いて発表した以上、感想は受け止めるし、批判が在ってもそれはそれで受ける必要が在るだろう（受けた上で納得出来ない所は反論するなり無視するなりの権利は作者にも在るだろうが）
　今日の雑感は異様に長くなって仕舞ったが、これを書いているうちにＳＳを書きたくなって仕舞った
　これも私の性なのだろう

　和歌山のカレー事件に端を発する容疑者の逮捕から既に１０日以上経ち、拘留理由を明言する為の公判も行われた
　以前（10/05）、逮捕の時に書いておいたが、「間違いに誘導されやすい報道の仕方」と「別の話題に打ち消され易い」点を問題と思っていた
　「間違いに誘導されやすい報道の仕方」については以前、「松本サリン事件」の時に懲りた様で、何度も「これはカレー事件の容疑者逮捕ではない」「カレー事件については現在関係を調査中」の旨の報道が繰り返されていたので、間違えるのはよほどの思い込みの強い連中だろう
　が、「別の話題に打ち消されやすい」と云う点はどうだろう？
　現在、容疑者の容疑を裏付ける捜査状況等の報道がされているが、これは全て保険金詐欺事件に関してのものだけで、カレー事件については既にマスコミの連中は忘れてるんぢゃ無いか？と思う
　それが証拠に既に話題の毒物は保険金詐欺事件に使われていた（当然、カレーにも混入されていたが）砒素だか亜砒酸だかの話題のみで、青酸化合物は何処へ行ったんだ？
　現在、発覚していて容疑も固まりつつある（証拠固めは多分中盤から終盤にかかり始めているのだろう）、後は容疑者の自白を待つばかりの様な状態である事を踏まえて、トップのネタにする事についてはまぁしょうが無いだろう（何の 進展もしてないカレー事件よりもインパクトも視聴者の関心も高いだろうから)けれども、それに絡んででもカレー事件の続報と云うか、進展状況の一言位在っても良さそうだと思うのだが…
　（まぁ、警察も既にカレー事件に裂いていた人員を保険金詐欺事件に回したのだろうからカレーの方面での進展が無くてもしょうが無いのかもしれないが）
　まぁ、派生した事件に打ち消されるとは予想外であったが、こちらの方は反省が無かった様だ
　（人死に・被害者の数的に云えばカレー事件の方が多い筈なのだが）

　　 池袋・サンシャインシティで行われたときめきパーティセンセーション４なる即売会に参加した（まぁ一般参加だけどね…一応、この即売会は全回参加してる筈だ）
　カタログに「写真撮影も場合によっては可」と記してあったので一応デジカメを用意した
　現場に着いたら巨大な失態を演じてしまった
　この時用に用意した資金\10Kを財布に入れ忘れて仕舞ったのだ
　結局、同人物（本だけとは限らない）を現状の財布内容額（無いよう額？）で出来るだけ購入（やったぜ残金\125）し、写真撮影の時間を待った
　（主催側と多少の面識が在るので、本部でスタッフ連中と雑談する内、写真撮影を可能とする旨の情報を事前に入手していた）
　撮影解禁の放送が流れたが、撮影場所として指定されたのは会場から屋外（ベランダ…と云うのだろうか、一般路上では当然ない）で、まぁ会場内は未だ混雑している状態なので、致し方無しと撮影場所に向かった
　そこで待っていた光景は…薄ら寒い光景だった
　当然、此処で云う写真撮影とは誰か専業モデルが来るものでは無く、コスプレ写真の撮影を指す
　故に、それを撮るカメラ小僧もコスプレを撮りに来ているのだが、撮影会場内にはカメラ小僧しか居なかったのだ
　此れにはカメラ小僧を始めスタッフ記録班までが呆然としていた
　そしてこの異様な雰囲気は悪循環を始めている事に誰もが気付いた
　曰く、カメラ小僧しか居ない→欲求不満が溜まってくる→雰囲気が異様なものに変わってくる→コスプレイヤーが恐れて会場入りしない→カメラ小僧ばかり増えていく、とこの悪循環である
　スタッフの尽力により、状況はある程度打破されたが、此れ程不気味な光景も珍しい位だっただろう
　やはり、即売会と云うものも社会の縮図として需要と供給のバランスが成り立たなければ異様なものになるのだなぁ、と実感した
　ちなみに、私は今回（と云うか、即売会で撮影する時は何時も）デジカメを用いるのだが、最近は即売会での撮影はデジカメ不許可の場所が多い（と云うか、知っている限りでは、コミケ(毎年2回、有明開催の日本最大級のアレだ）とこのときパだけだ）
　これは、「デジカメはシャッター音がしないので隠し撮りに使い易い」「形が不定形の上、レンズ面を移動出来る機種が多いので、変な角度（婦女子のスカートの中等）を気付かれずに撮り易い」「現像を出さないで済むからどんな写真を撮っても撮影者本人以外には判らない」等の理由で嫌われている
　しかし、上記のような間違った使い方をしなければこれ以上便利なものも無い
　つまり、「液晶画面が付いているタイプのものはその場で出来を確認出来る為、ミスショットを出した時点で撮り直しの要求が出来る」「前記理由で撮影その場で相手に検閲してもらう事が出来る」「紙媒体よりも整理し易く、劣化の心配も無い」等の利点を使えばアナログカメラ以上に扱いが楽だ（特に、ここに出入り出来る人間ならその便利さは判ってくれる筈だと思う）
　その事をスタッフに云った所「そういう風に正しくデジカメを使う人間が増えれば良いんだけどね」とお互い苦笑してしまった
　此処でもやはり社会の縮図的なモノを見た気分だ
　マナーを守れない大戯けが居る為に全体を規制されると云う空しい社会の縮図だ
　即売会は斯様に考える機会を与えてくれる場所だと再認識した

　和歌山の毒物カレー事件の捜査から見付かった詐欺事件の容疑者が逮捕された
　まぁ、犯罪者が捕まる事自体は問題無いのだが、報道の仕方に問題を感じる
　気になるのは2点ほどだが、1点目は「誤解されやすい報道」と「報道陣の飽きの早さ」の問題だ
　1点目の誤解だが、今回の逮捕劇は�@「逮捕されるのは容疑者である」と云う事と�A「今回逮捕されたのは毒物カレー事件の容疑者ではない」と云う事だ
　先ず�@の「逮捕されるのは容疑者である」と云う点だが、結構誤解が在る様だが、「逮捕されるのは犯人」と思っている連中がが多いのだ
　容疑者はあくまでも「容疑を掛けられている者」であり、「犯罪が立証した者」では無い（犯罪が立証した「犯人」であるならば逮捕なぞ通り越して起訴されている）
　そして�Aの「今回逮捕されたのは、毒物カレー事件の容疑者ではない」と云う点だが、これは報道を良く聞けば判るとおり「毒物カレーの前に起きていた保険金詐欺の容疑で逮捕された」訳だ
　日本の警察は世界的に見ても検挙率は低い方では無い（まぁ世界的に見ても犯罪自体が少ないので、検挙数が同じでも割合としては高くなるのだろうが）ので、余り莫迦にしたものでは無いのだが、誤認逮捕の確立が無い訳でもないので、今現在犯人扱いすると万一の時逆に訴えられる事もある
　2点目の「報道陣の飽きの早さ」に付いては過去を見れば明らかだが、オーム真理教の麻原（松本）が捕まった後も別の話題ですぐに消し飛んだ気がする（何の話題だったかは余り記憶に無いが、この件が関西大地震の話題を消し飛ばしたのはやはり記憶に新しい）
　取り敢えず、報道陣には無駄な先導をする様な莫迦な報道はして欲しくないものだ

　本日は私の誕生日である
　だが、我が家族は個人の誕生日を祝う習慣はないので、別に普段どおりの生活が続くだけだ（別に数え年で物事を考えている訳では無いのだが、別段、自分の誕生日を祝って欲しいとか考える事は無い　 別に他人の誕生日にも興味は無いのだが）
　私が他人の生き死にに基本的に興味が無いのは以前記述したとおりだが、ぢつは自分の生き死ににも余り興味はないのだ（爆）
　別に、いつ死んでも良いと思ってる訳ではないが、長生き出来る程良い人間だと己惚れていないだけだ（一応の夢として臨終の際には「楽しかった」と云い切れる人生であれば良いと思っているが）
　しかし、最近…でも無いが、良く感じる事がある
　外国での事故や日本国内でも国際線の飛行機事故等が在るとニュースではほぼ必ず「死傷者に日本人は＊＊人いました」だの云う事を良く聞く
　此れ程莫迦ゝしい報道も無いだろうと思う
　別に何人死んでも私には興味は無いが、その中の日本人含有率などももっと興味は無い
　何人であろうと人命が失われた事には変わりはなく、万人を平等とする旨を唄っている国で日本人含有率等を真面目に報道している姿は滑稽ですらある
　日本人でなければ何人死のうが大した問題では無いとでも云っている様だ
　私の様に最初から「他人の生き死には私に影響が起きない限り興味が無い」と明言してる人間ならともかく、「人の命は地球より重い」等と曰ってる連中のする報道では絶対に無いと思うのだが、如何なものだろう？

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